三菱商事の豪TRILITY社、豪州にて一括で新設上水道事業を受注

三菱商事が出資する在豪州TRILITY Group Pty Ltd(以下、TRILITY)は、参画するSPC(特別目的会社)を通じて、西オーストラリア州政府より同州内に新設される上水道施設の設計・建設、資金調達から運営維持管理までを一括受注した。

同案件は、同州において初めてのPPP(Public Private Partnership:官民連携によるインフラの構築・運営)による水事業案件。また昨年、三菱商事、産業革新機構及び日揮がTRILITY社を買収した後、新生TRILITY社としての初めての大型受注案件であり、累計では15番目の案件となる。

TRILITY社は、上下水道、海水淡水化、工業排水処理、再生水等の既存14案件に加えて、本件を初めとする新規事業の展開や既存事業の持分買増しなどを通じて、今後も成長の続く豪州水ビジネス市場を取り込んでいく。

なお、三菱商事は2010年7月に発表した中期経営計画において、地球環境事業を全社戦略分野と位置付け、現在、地球環境事業開発部門にて、水事業を積極的に推進している。

引用ここまで

水事業に関しては以前から注目しています。そもそも水道の蛇口をひねって水が飲める国は世界広しといえど先進国を含む11~20カ国と言われているようです。アジアで言えばシンガポールは蛇口の水が飲めるようです。

世界での水市場は現在で70兆円、2025年頃には100兆円規模と言われています。世界の水メジャー企業はフランスのスエズ社とヴィヴェンディ社が世界市場の70%をすでに確保しています。

日本の水市場の得意分野は膜技術で、日本の企業シェアは60%で海水淡水化用逆浸透膜に限れば、70%に達し「水ビジネスは日本にとって潜在力が高い」と予想されています。また設備関連も日本企業が10%を占めています。

ただ、日本企業が強いとされている市場が全体の11%ほどで、残りの89%はオペレーションやサービスなどのメンテナンスで構成される「水道インフラ事業」のようです。この水道インフラ事業に強いのはフランスです。

世界は人口増で水などの資源は更に逼迫します。インド、中国、中東、アメリカ西部、中央アジア、アフリカ、オーストラリアなどが水不足で、特に工業化が激しいインド、中国では大きな問題となりつつあります。

フランス勢も虎視眈々と各国の水利権を狙っています。日本勢も水インフラ事業に少しでも食い込めれば長期間にわたって利益を享受できる可能性が高く、水という人間には絶対に必要なものを提供できる国となり、さらなる日本のブランド力も得ることが可能でしょう。

今後の日本企業の活躍に期待したいですね。

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コメント

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  • コメント (2)

    • 一本どっこ
    • 2011年 10月 06日

    水ビジネスはフランスのお家芸ですね。
    日本はハードの部分は強いのですが。。。。
    例えば派手さはないのですが、高性能のサブマージルバルブを勢作できる企業は日本を含めて世界に数社しかありません。
    デサリでの海水淡水化が膜処理に、これらの世界は日本の独壇場に近い世界。

    日本の上下水道の運用経営ノーハウは、自治体の水道局が持つ為、民間での水ビジネス
    が出遅れたのでしょう。
    海外の施設案件は日本の有償無償ODAで整備、ADB融資で給水網整備。運用指導に水道局出身の専門家が派遣されたのが実体。

    もっと早い時期から政府が音頭を取りインフラ輸出をすれば水ビジネスで稼げたと思うと残念です。
    因みにプノンペン、ビエンチャン市内の水道は無償援助で整備され飲用可能です。私は飲みません。シンガポールのようにタップドウオーターと表示されても、日本でも水道水をそのまま飲まないのと同じです。
    どこの国でも浄水場から出た水は飲用可です。
    水圧不足を補う為にポンプで引っ張る為、漏水箇所から地中水を呼び込んだり受水槽の汚れで飲用不可になります(日本では禁止され又清掃が法律で決められてます。
    マニラの高架水槽などは、蓋が開いてるのさえ見かけます。鳥が入り糞をする恐れがあります。

    賃貸にしてるマニラの拙宅は、大型浄水器でろ過後塩素滅菌装置をつけ使用してます。
    東京で水質検査をしたら飲用可。飲みませんが生野菜の洗浄の為です。
    ソーラーパネル/自家発(売電不可)ソーラー温水器と合わせ設備を整えた為か、高めの家賃ですが、ADB勤務の外国人が継続して賃貸してます。
    フィリピンも富裕層であれば安い費用ですので商売になるかもしれません(私はやりませんが。苦笑)

      • タイガー
      • 2011年 10月 06日

      一本どっこ さん

      政府の出遅れは否めないようですね。水事業を民営化することが果たして正解なのかは私には今ひとつわかりませんが、日本の水のクオリティからすれば官民で十分に輸出パックとして食い込めたんでしょうね。

      まだまだ水に苦しんでいる国も沢山ありますので、政府も後押しして頑張って欲しいです。

      >フィリピンも富裕層であれば安い費用ですので商売になるかもしれません

      へぇ~そうなんですか。アヤラ社傘下のマニラウォーターにベクテルと三菱商事、イギリスの会社が参加していますが、現状はどうなんでしょ。良い風になってくれてればいいのですが。

      個人的には私(大阪)は普通に水道水を飲んでます。ミネラルウォーターと飲み比べたりしたのですが、水道水を冷やした水とミネラルウォーターを冷やした水を飲み比べても、区別があまりつきませんでした。(笑

      成分ではだいぶ違うとは思いますが、あんまり気にするタイプではないので、思う存分大阪市の水を飲んでます。

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